・自作小説「星の彼方へ…〜地球章〜」・
かつて私が学生時代だった頃。私にパソコン通信の楽しさを教えてくれた、「丹頂ネット」にて、PBMと言う見掛けないスタイルのゲームが行われているのに気がつきまして。
で、いろいろ聞いていくうちに、どのような物であるかを理解した私は早速参加して見ました。その時行われていたPBMは「宇宙艦隊戦SLG」で、題名を「宇宙(そら)駆ける者たち」と言いました。
小型ネットの小型PBMらしく、こじんまりとしたシステムで、簡単にのめり込む事が出来ました。
・・・しかし。
私はどうも昔から欲張りな性格なのか、どうもそのシステムに不満を感じはじめまして。どう不満かと言いますと、「艦艇の自由配備が出来ない」ただそれだけの事だったんですけどね。
「それならいっその事、自分で作っちまえ!」と、平成3年の暮れに組み上げた、ダイス処理によるPBMシステム。それが、この小説の原形になったPBM艦隊戦シミュレーション「星の彼方へ・・・」でした。
以降、学校の先輩・友人・後輩・赤の他人まで巻き込んでシナリオは6つ迄こなれた所で、私自身の挫折により事実上ストップ。
これではいくら何でも参加して頂いた皆さんに申し訳が立たない。ならば、小説と言う形で復活させて、最終結末までを書き上げようと、まあそう思った次第です。
内容は「艦隊戦SLG」からの変換作品ですから、「スペースオペラ」と言う事になりましょうか?とはいえ、某「銀英伝」の様に10万隻以上の艦隊が砲火を交える訳では有りません。せいぜい100隻単位、多くて2〜300隻と言った所でしょうか。
まあ、そんな物ですが、お楽しみ頂ければ幸いです。