今日は休日ということもあって、僕は家でごろごろしながらセリオの仕事ぶりを見ていた。
普段は大学に行っている間にやってくれているので見たことはなかったが、
改めて見ていると手際の良さ、という物を感じられる。
さすがセリオ、といったところか。
などと考えているうちに一通り終わったようだ。
「特別、何もなければ充電に入りますがよろしいでしょうか、マスター?」
「そうだね……そういえばセリオはいつも留守の間どう過ごしてるんだい?」
ふと気がついて聞いてみる。
考えてみれば出かけるときには掃除洗濯、夕食の準備しか頼んでない。
だいぶ時間はあるはずだけど何をしてるんだろう。
「はい。時間になるまでは待機モードに切り替わっています。」
「それって、じっとしてるって事?」
「はい。」
……考えてみればそれもそうか。われながらつまんない事を聞いてしまった。
「他にはなにか?」
「う〜ん…」
そう考える僕の目にそれが移った。
「よしセリオ、ゲームに付き合ってくれない?」
「はい。」
実はさっきから見てるだけで少し暇を持て余してたのだ。
ゲームははやりの格闘もの。
ちょっと練習のつもりだったんだ、その時は・・・
「真っ!しょうりゅうぅぅぅけんっ!」
その瞬間、僕の100戦全敗が決まった。
「むう・・・強いな、セリオ」
「恐れ入ります。」
確かにセリオは強かった。
手加減無用って言ったらほんとに容赦ない責めを見せる。寸分の隙もない。
しかし・・・
「それは反則じゃないかぁ?」
なんとセリオはケーブルで直接ゲーム機に接続されていた。
これでは操作ミスなども期待できない。
「そうでしょうか?」(にっこり)
うっ!(どきっ☆)なぜそこで笑うセリオ。まったく、1度ならずも2度までも。
なんて卑怯な奴だ。(謎爆)
「ええぃ!こうなったら勝つまでやめられるか!いくぞセリオ!!」
「はい。」
結局、1度も勝てなかった。
<あとがき>
そんなわけで?第四話お送りいたしました。
徹夜明けで書くもんじゃないな・・・自己嫌悪。
セリオはゲームがうまいってことで考えたお話です。
かなり強引ですが・・・
PS誤字発見(汗)