「『おにいちゃあん』で小咄一つ」
(Episode:HMX−14・ミライ(羽零さんオリジナルキャラ)(ToHeart)/掲示板掲載SSシリーズ・4)


 とある、二日酔いに悩まされたある日の事(笑)。
 例の如く某掲示板に遊びに行くと、こんな「お題」がありまして。


>ミライと○○との甘い生活

>○○「グー…グー…」
>ミライ「すぅー…すぅー…」

>突然立ちあがるミライ。

>○○(?トイレか?)

>部屋から出、しばらくして戻ってくる。
>○○(やっぱトイレか…)

>○○「…グー…グー…」
>ミライ「………」

>ぽふっ。

>○○「…ぽふ?」
>もぞもぞ。
>○○「な、何やってんだよ…ふとんに入ってくんなよ!」
>ミライ「………」
>○○「お、おい…やめろって…」

>ぴとっ。

>○○「!!」
>ミライ「はにゃあ〜…すぅー…すぅー…」
>○○「………」
>ミライ「すぅー…すぅー…」
>○○「………」
>ミライ「すぅー…すぅー…」

>○○「は!だ、だめだ!何考えてんだ、俺は!
>  こんないたいけな子供相手に!最低野郎だ…」

>ミライ「…はやあ〜〜…おにいちゃあん…」

>○○「お、お、お…」

>さて、どうします?OOさん?


 それに対する、私の回答(笑)。


ミライ「…はやあ〜〜…おにいちゃあん…」
金谷「お、お、お…」
ミライ「ふにゅう〜・・・く〜っ、く〜っ」
金谷「お、お嬢さ〜ん?」
ミライ「・・・く〜っ、く〜っ」
金谷「はぁ・・・ま、いいか。さて、寝直し・・・」
 ・・・じーっ・・・
金谷「うっ、こ、このちょっと気弱そうな視線は・・・」
真理「・・・あの、あのっ、ミライちゃんばっかり・・・ずるいです・・・ぐすっ」
金谷「ま、真理・・・お、お前もかっ」
真理「ぐすっ・・・しくしくしく・・・」
金谷「・・・はいはい、解りました。はい、どうぞ」
真理「・・・(ぽっ)・・・ぽふっ」
金谷「真理さぁ、お前ミライよりもお姉さんなんだから、ちょっとは遠慮と言うものを・・・」
真理「・・・すーっ、すーっ」
金谷「って、もう寝息立ててるよ(汗)」
 かちゃり。
金谷「・・・かちゃり?」
セリオ「・・・むにゃ」
金谷「セリオ、お前もか〜っ! って、目が開いて無いぞ、お前!?」
セリオ「・・・にゃ? むにゅぅ・・・ふにゅ」
 すっ。
金谷「セリオ、お前、寝ぼけているだろう!うわっ、物言わずふとんに入るんじゃないって!あう〜、定員オーバーだって〜(汗)」
セリオ「・・・むにゃ・・・・・・・・・」
金谷「・・・もしもーし、お嬢さんがた〜・・・あの〜、私の寝床は〜・・・?」
ミライ「く〜っ、く〜っ」
真理「すーっ、すーっ」
セリオ「・・・・・・」
金谷「・・・はぁ・・・あんたらの幸せそうな寝顔には負けるわ。おやすみ・・・」

 翌日。

セリオ「金谷さん、どうしたのですか、床で寝られて?」
ミライ「そうだよ、カゼ引いたらどうするの?」
真理「・・・健康には、気をつけて下さい・・・」
金谷「・・・はぁ・・・もういい。もっかい寝かせて」


 コレを描いたが為に。
 某氏をも超越する『浮気者』と認定されてしまいました。
 シクシク(笑)。