「小樽水上オルゴール堂・第18話」後書き
久しぶりに手をつけました、「それぞれの・・・」シリーズ。
今回のお題は「お花見」です。
と言っても、北海道でもソメイヨシノの季節は既に終っています。
じゃあ何で? と言うお話しも聞かれましょうが、丁度この時期、北海道では八重桜が終わりに近づいて来て、そんな時にライラックが花を咲かせ始めます。
ついでに言えば、ツツジなんかも花を咲かせていたりするのですが。
そんな良い季節を逃すのは非常にもったいないと言う事で、季節を合せて、今回の『お花見模様』シリーズになった訳です。
・・・でもなんか今回の話。
宗一郎がメインの筈なのに、美菜子が話を引っ張ってるよなぁ(苦笑)。
美菜子「何それ? じゃあ、私が目立ちたがりみたいじゃないの〜。ぶうぶう」
金谷「イヤ、別に悪い意味で言ってる訳じゃあないよ。このお話しでは、むしろ宗一郎氏は、控えめの方が良いからね」
美菜子「何で? 何で宗さん、控えめのほうがいいの?」
金谷「簡単さ。このお話しの主人公はあくまで君達ロボットの姉妹であって、彼は君達を見守る存在だからね。だから、控えめのほうがいいの」
美菜子「ふーん」
金谷「でも、控えめだからって、引っ込んでいたんではダメなんだ。控えめだけど、確かにそこに居る。動く時は、動く。それが、彼の役割なんだよ」
美菜子「なるほどね。・・・で、次は誰のお話?」
金谷「次は君のお話だよ。島田さんの所で、ちょっとした経験をしてもらうつもり」
美菜子「何々? 何が有るの?」
金谷「それは実際に行って見てのお楽しみって事で」
美菜子「な〜んだ、ちぇっ」
・2000/05/31:HTML化、掲載。