「小樽水上オルゴール堂・第16話」後書き


 と言う事で、約一月ぶりの本編です。


 ・・・実のところ、ココ暫く、ずっとネタ不足で悩んでいまして。
 仕事にかかりっきりだったってのもあったんですけどね。
 おかげで、こんなに遅れてしまいまして。
 いろいろ描きたい事有ったんですけどね〜。
 で、有珠山自体の噴火は収まっていませんが、小康状態が継続する様子なので、勤務自体も縮小されて来まして。
 そこで、また執筆を再開したという訳です。

 さて、いきなり美菜子には旭川に行って貰う事になってしまいました。
 彼女は旭川は初体験です。
 果たして彼女の目には、旭川の町はどう写るのでしょうか・・・。
 そして、追いかけていた「忘れ物の主」には、無事に荷物を届けられるのでしょうか。


 − ココから余談 −

芹凪「ところで、何でいきなり旭川なんですか?」
金谷「ん〜・・・まあ、旭川って街自体に抱いているイメージを描いて見たかったってのが、一番の理由かな?」
芹凪「イメージ、ですか?」
金谷「そ。イメージ。僕の知り合いで知ってる人も何人か居ると思うんだけど、僕自身は旭川生まれなんだよね。だから、一番好きな町って、旭川なんだよ」
芹凪「そうですね。常日頃から、『骨を埋めるなら旭川』って話していらっしゃいますもんね」
金谷「そう。今でこそ、仕事の関係で札幌に住んでいるけど、やっぱり住むなら旭川だね」
芹凪「札幌はどうなんですか?」
金谷「うーん・・・札幌も悪くはないけどね。でも、札幌っていう町は、決定的な欠点が一つだけ有るんだ」
芹凪「何ですか、その『決定的な欠点』って?」
金谷「札幌が都会だって事さ」
芹凪「都会?」
金谷「うん、どうも、その『都会』ってのがキライらしいんだよね」
芹凪「都会が嫌い?」
金谷「うん。何て言うのかさ、旭川って町だと、そんなに知らない人が隣近所でも、朝会ったら挨拶をかわしたり、ゴミなげの時に世間話をしたり、そう言う事ができる町なんだよね」
芹凪「ふむふむ」
金谷「だけど、札幌って町は・・・住んで1年経過したけど、隣近所は顔も見た事が無い人だったり、その辺で会って、こっちが挨拶しても知らんぷりしてたり」
芹凪「あらら・・・」
金谷「それに、引っ越して来た当初、ホームシックにかかったってのもあって、それから、どうもこの札幌って町が、イマイチ好きになれなくてね〜」
芹凪「でも、私は札幌まで行きましたよ?」
金谷「自分の好ききらいと、お話しのネタは出来るだけ別物で、って考えているからね。それに、札幌でも、それなりに良いかなぁって所をいくつか見つけてるしね。芹凪に札幌に行ってもらった時は、そのイメージで書いたから」
芹凪「そうでしたか。では、これからの課題は、札幌の町でも好きな所を見つける、ですか?」
金谷「ん〜・・・うん、まあ、そういう事にして置こうか。結構藻岩山とか、気に入っているしね」
芹凪「『住めば都』って言葉もありますし」
金谷「へいへい、善処します(笑)」

芹凪「ところで、ミナちゃん、この後無事に小樽まで帰って来れるんですか?」
金谷「それは、次回のお楽しみって事で」
芹凪「・・・はーい(ぶうぶう)」
金谷「イメージ崩れるからよしなさいって(苦笑)」
芹凪「大丈夫です。金谷さんよりも私の方がファンが多い筈です(にっこり)」
金谷「にゃにおう!?」
芹凪「ふふふっ」

金谷「では、改めて、いつも見に来て頂いている方に感謝を込めて」
芹凪「いつもアドバイス・感想・叱咤激励、ありがとうございます」
金谷・芹凪「では、次をお楽しみに〜」


 何か最近、こう言うのを書くのが好き(笑)。某御大の影響ですな(笑)。


・2000/05/13:HTML化、掲載。