「小樽水上オルゴール堂・第8話」後書き
と言う事で、この前降った雪は3日後には溶けてなくなっていたのですが、昨日からまた雪が降り出して、今は降ったりやんだり、溶けたり積もったりを繰り返しています。
この天気の具合には全く関係なく、しばし忙しい日々が続いておりましたが(苦笑)。
ちなみに、どのくらい忙しかったかっていうと、どこぞの掲示板でも書きましたが、「SSを描く暇が無いくらい忙しかった」訳でして。
ううむ・・・由々しき事態だ(苦笑)。
まあそれはさておき。
物置を探して出て来た、芹凪の宝物。
胡弓と言う楽器は、実際に中国にある楽器で、ぱっと見た感じ日本の三味線に近い物がありますが、胴の部分が8角形位の形をしていることと、ヘビ皮が張ってあること、何より弦が1本〜2本しか無い事、弓を使って演奏するところが三味線と違います。
音は、柔らかい音色を出すもので・・・って、こればかりは実物を聞いてもらわないと解らないですね(苦笑)。
で。
今回も何か中途半端な終わり方をしているように見えますが、実は、これも続きます。
次と次々の2話分は、それぞれ美菜子と宗一郎の話が展開されるのですが、それのどれもがその次の話に続く、と言う作りになりまして、第11話では再びそろった3人のお話しが、それぞれの3人の話の続きと言う形で展開される訳です。
つまり、第7話で一つの話が、第8・9・10話で3つに別れ、第11話で再び一つに戻る・・・。
凄まじく手の込んだ手法になりますが、これも技術開拓の一つって事で、何とぞお付き合いのほどを。
と言う事で、次のお話しは『美菜子の場合』です。
彼女が言っていた、「初雪の約束」とは、一体何なのでしょうか?
・1999/11/27:HTML化、掲載。