設定資料
*登場人物紹介
・北上 ユイ(きたかみ ゆい)
16才、高校1年生、女。
本人は、はっきりとは気が付いていないが、かなりのレベルの超能力者。
そのため、某国にその身柄を狙われるも、その場に居合わせた滝山姉妹、安佐野、徳川、水木の機転で難を逃れる。
その時彼女を抱きとめてくれた徳川にほのかな思いを抱いている。
多少気の弱い所が在るが、どちらかと言えば前向きな性格。
・滝山 知美(たきやま ともみ)
15才、高校1年生、女。
武芸が達者で、中国拳法と空手、柔道を混ぜた独自のスタイルの格闘技術を持つ。
本人は護身術程度のつもりで習ったのだが、天性の物か、そのレベルは高い。
性格的には穏やかで、割りと押しが強く多少ミーハー(死語だな、これ(苦笑))、数学が苦手で英語が得意。
・滝山 綾乃(たきやま あやの)
16才、高校1年生、女性設定の汎用人型アンドロイド。
滝山夫妻が子供が欲しくて、当時発表されたアンドロイドを「子供」として購入。
その後、8ヶ月後に知美が生まれるも、そのまま二人を「姉妹」として育てる事にした。
今では彼女達は「本当の」姉妹以上に仲が良い。
戸籍上、綾乃が「長女」、知美が「次女」。外見が似ている(というか、知美の体をベースにして綾乃の体を作ってある)ので、よく間違われる。
性格はおっとりして居て、今一押しが弱いが、消極的な性格ではない。英語が苦手で数学が得意。
但し、「本気」を出した時の綾乃は爆発的な運動性能を示す。
お互い、「綾ちゃん」「知ちゃん」と呼びあっている。
・安佐野 雹吾(あさの ひょうご)
16才、高校1年生、男。
文武両道に長けており、それに加えて生まれつきの人の良さのおかげか、誰からも親しまれている。
多少懐古趣味がある。また、時代劇にかぶれており、一人称が何故か「拙者」。
それ故か、あだ名は「雹の字」と呼ばれている。
・徳川 宗一郎(とくがわ そういちろう)
15才、高校1年生、男。
安佐野の幼馴染。ぶっきらぼうな物言いだが、人の良さはともすれば安佐野以上。
水戸徳川家の末裔らしい。その為冷やかしで「副将軍」と呼ばれる(本人はこの呼び名は結構気に入っている)。普段のあだ名は「徳さん」。
ブラスバンド部に名前だけ貸している。時々本当に出演もするが、腕は確か。ただし、誰も練習している所を見たことがない。
・水木 健(みずき たける)
15才、高校1年生、男。
安佐野と徳川の幼馴染。変な知識に精通している。
特にコンピューター方面に精通している。そのためか、運動が苦手。
また、かなりの情報通であり、どこから仕入れて来たか解らない知識を持ち合わせており、「解らないことは水木に聞け」とまで言われている。
あだ名は「たけさん」。
・秋田 健介(あきた けんすけ)
32才、内閣調査室メンバー、男。
桜ヶ丘高校で非常勤講師として勤務しているが、本当は北上の護衛が目的。
普段は冴えない私立探偵として、素性を隠している。
・吉野 晴香(よしの はるか)
27才、内閣調査室メンバー、女。
秋田同様、北上の護衛目的で桜ヶ丘高校で数学の教師として勤務している。
普段は数学の教師として、また秋田の大学時代の後輩と言う事で素性を隠している。
*各種参考資料(独り言含む(笑))
・短距離離着陸機「飛鳥」
何故か「戦闘輸送機」?として登場させた「飛鳥」。
名前と機体フォルム、ちょっとした設定は実在の試験機「飛鳥」のものを借りました。
実際、「実物」がテスト運用されてた時は私自身かなり期待をしていたのですが(「飛鳥」と言う名前に惹かれたと言うのも事実)、結局テスト運用が終わってそれっきりだったので、まあ小説の世界だけでも活躍の機会を与えてやろうと思い、かなり無茶苦茶な設定で登場。
・・・だいたいにして、機体の横に機関銃座が飛び出していたら、空力的に考えても絶対無理が在る筈なんだよな〜。
・・・まあ、某「アニメ界の巨匠」の先生も、飛びそうに無い様なフォルムのセラミックの飛行機飛ばしていたし、深くは考えない、と(笑)。
しかし、「活躍させる」とここで書いた割には、あっという間に綾乃に撃墜されていましたが(爆笑)。
・汎用人型アンドロイド
綾乃に代表される「汎用人型アンドロイド」は、実はあまり深くは考えずに出しました。
小説の基本設定を考えている時に、ふと「・・・生身の人間とアンドロイドが『姉妹』として育てられたら、面白いかな?」と思いたち、書いてみた訳です。
しかし、「綾乃・本気モード」の「センサー」はちょっとパクリすぎたかな?(苦笑)あと、「コンセント」も(爆笑)。まあ、コンセントは、某「ロボットじゃないよアンドロイドだよ」の人と設定が違うからよしとしようか(おい)。
・内閣調査室
秘密工作のエージェント達の最高峰・・・と言う設定。日本における「MI6」の様な組織が欲しくて、勝手に設定した訳です。
但し、細かな設定は今の所なんにも考えておりません。この組織自体、この話に関って来る事は無いと思いますし。
と言う訳で、これの説明はおしまい(おい)。
・エイラック司令の組織
まだこれに関しては書けません(笑)。彼がつぶやいていたように、「地球の平和の為」の組織である事だけはここで書き記しておきましょう。
・・・何か、某「オペレーション・フェアリー(伏せ字(笑))」の「SCF」みたいだけど(笑)。
・東京”府”立桜ヶ丘高校
東京が首都では無く、「府」と言う設定で、その東京府立の、どこにでも有りそうな普通高校、と言う設定。少し長めの坂道の上に有り、道づたいには本文中にあった通り、桜の木が植えてある。
校風はあくまで自由奔放、但し「自由」と「無責任」を履き違えないよう、生徒会による自治制度が取られている。
部活に関しては、某ネットゲームの学園もかくやと言わんばかりの規模。但し、半分以上は名前だけで事実上休部状態。理由は生徒数の減少・・・かな?
と言った感じの、普通高校に行かなかった(行けなかった?)私が羨みと憧れを込めて設定した高校です。
・掃除ロボット
学校でちょっとした騒ぎのネタが欲しくて登場願った物です。
デザイン的には(絵に描けないから言葉で説明するけど(苦笑))、車輪付き、アルミボディむき出しの無骨なデザイン、3本のアームでモップ、ぞうきん、はたき、掃除機等々のオプションを使いこなす。
コントロールは基本的に用務員室に置いてある制御用コンピューターで行うも、有る程度であれば口頭指示も理解する。
で、以前書いた「ロボットとアンドロイドの違い」って奴に関して、釈明しないとダメですね。
11月9日、部屋から出張先に戻る寸前、Masashiが帰って来たので、ここで書いてあった質問をぶつけてみました。すると、
「そんなの、人型しているのがアンドロイドで、それ以外のがロボットじゃないの?」
と言う答え。「何故」と、更に聞き返すと、
「そりゃあ、工業用ロボットだってロボットじゃん」
・・・そうか。あの「腕」だけの彼らも、そう言えば「ロボット」だもんなぁ・・・。
で、色々な意見を聞いて、更にいろいろ考えた末、結論。
「語感を大事にしよう」
と言う訳で、綾乃は「アンドロイド」。
・XSS−002「時風」
密かに建造された万能型潜水艦の試作2番艦。
綾乃と同等のAIを搭載しており、それで艦の全てを制御する。おかげで、運用する人間は一人居れば十分と言う状態。
収容能力は中型ヘリが3機。甲板からの発進・着艦能力も有する。また、同時に12発までの大型弾道ミサイルを発射可能。
・・・これは、実はモデルが有ります。私の師匠にあたるY氏が、これの1番艦「雪風」と言うのをデザインしておりまして。その設定をアレンジを加えて流用させて頂きました。
故に、それに敬意を表させて頂き「2番艦」な訳。
しかし、「雪風」は、AIに問題があって・・・(笑)。なぜ潜水艦なのに、「キャピキャピ」した女の子設定?(爆笑)。
で、「時風」は・・・妹らしく控え目にしたつもりです。・・・が・・・そのうち暴走するんだろうなぁ、きっと(笑)。
・リニアカタパルト
こんなものが実在するかどうかは別として。
「宇宙船をうち出すなら、それ相当の加速率が必要になる筈。だとすれば、一番手軽に行けそうな物はこれかな?」と言う感じで考え出したのがこれ、と言う訳です。
リニアの技術って今も進化中ですから、いずれは1000Kmの壁も越える日が来るでしょうし。・・・でも、周りに及ぼす磁界の影響も大きいんだろうな、多分(笑)。