・札幌地下鉄・南北線(札幌市交通局)・
(札幌市内)
札幌の地下鉄の最大の特徴は何と言っても、「タイヤ軌道式」の構造の車体を使っていると言うところにつきると思います。この場合、最大の利点として「音が静か」という事になり、環境を考えた構造と言うことになります。対して欠点と言えば、「メンテナンスが大変」「JRと軌道を共用できない」「全ての軌道が地下かシェルター内部に納められていないと運行できない」等が考えられますが、まあ、軌道の共用はそうする必要はないし、メンテナンスもこの際考えない事にして。で、「地上構造の全ての軌道をシェルター」と言うのは、考えようによっては利点とも取れます。と言うのは、「気候に左右されることなく年中運行できる」と言う利点です。
さて、この前のことですが、その地下鉄で新車両を見かけました。「5000型」と書いてあったその機体は、運転台が全てデジタルになっており、マスコン一つでアクセル・ブレーキ操作ができるようになっておりました。また、ドアの開閉状態がパネルで確認できる・次の駅まで何mかの表示・供給されている電源状態等も全て集中パネルに表示されていました。
今までの「2000型」「3000型」等がアナログ表示なのに比べると、これは運転する側もかなり楽な機体といえそうです。これからの札幌地下鉄の主力機種となること間違いないでしょう。いい加減他の機体も老朽化が始まっている筈ですし。
・・・ただし、札幌の地下鉄って、結構赤字を出している筈なんですよね。・・・大丈夫かなぁ?(苦笑)
・・・と思っていたら、札幌在住の友人に聞いた所、5000型は既に1996年から走っているとの事(苦笑)。
と言う事で、5000型と2000型、3000型の対比写真を掲載します。