・電車事業所(札幌市交通局)・
(路面電車)


電車事業所看板

 1998年4月29日、仕事がいきなり半ドンになった為、午後から暇になってしまい、そこでふと思いついて電車事業所に電話をかけた所、すんなりと見学OKが出ましたので、行ってまいりました、「電車事業所」。
 ここは、丁度路面電車路線の中央点付近、藻岩山の麓に近い所に所在しております。
 住所で言えば・・・え〜と・・・どこになるのかな?(苦笑) 特に目立つ物と言えば、近くに札幌市中央図書館が存在します。

 で、入口付近を撮影した物。

電車事業所入口1電車事業所入口2

 ここの交差点は変則交差点となっている上に、電車の入庫・出庫等が有るので信号も電車専用のがあったりします。
 んで、正面から入って見学の申し込みをすると、一人の運転手さんらしい方(「乗車長」と言う呼ばれ方をしていたかな?)で、確か「高橋さん」と言う方がやって来てくれて、案内してくれました。
 で、早速車庫の前へ。

車庫前車庫を斜め下から

 見学に行った時間帯には、入庫・出庫共に無く、余裕を持って見る事ができました。
 ・・・本当は入庫シーンとかも見たかったんですけどね(笑)。
 で、聞いた話によれば、札幌の市電では、車両台数が30台と決められているとの事。
 そして、それらのほとんどが昭和30年代に導入された車両だそうです。
 ・・・と言っても、そのまま使うわけにもいかないので、骨組みとか足回りとかはそのまま使いまわし、内装とか電気機器類とかの更新を逐次行っているとの事。
 これだと、新車で電車を買った時の予算の半額程度で収まるそうです。
 ・・・それでも、額にすれば6000万円。私がこれから一生かかって稼げるかどうか・・・と言う額だな、こりゃあ(苦笑)。

車庫内部のピット

 ちなみに、車庫内部のピットはこんな感じになっておりまして、これが車庫の大きな建物の右側に4列存在していました。
 んで、左側は・・・と言いますと、これが整備工場になっておりまして。
「平日だと稼働しているから見せる事は出来ないのですけど、今日は休日なので動いていませんから、お見せしますね」
と、実に有り難いお言葉。
 んで、中を見せて頂いたら、実に面白いものを見る事ができました。

車輪のフレーム部分台車を取りはずされた状態

 こう言う状態の所って、滅多に見る事が出来無いんですよね〜、多分。
 ん〜、貴重な物を見せて頂きました。
 しかし、あの車体をつり上げるんだから・・・かなりの物ですよね(笑)。

 その他、この日は動いていない車両の中を見せて頂いたりと色々な体験をする事が出来ました。
 この場を借りて、電車事業所の皆様にお礼申し上げます。