第2話『午前の部』

司会J「さて、それでは開会式を行いたいと思います。

    選手達は前にお集まりください。」

あかり「ところで浩之ちゃん。競技って何をやるの?」

浩之 「さぁ?パンフレットなんて貰ってないしな。」

司会J「ちなみに競技は私の判断で勝手に決めさせていただきます。」

全員 「えぇ〜〜〜!!!」

司会J「それでは選手宣誓をお願いします。

    橋本君、前へ」

橋本 「はい」

志保 「え〜!!なんで橋本先輩がいるの〜?

    PS版には出てこなかったのに!!」

橋本 「ふふふ………

   (志保に向かって)君のために来たんだよ

    長岡さん。(歯、キラーン!)」

志保 「……………………死んで」

司会J「は、橋本君そろそろ選手宣誓をしてくれないかな?」

橋本 「それじゃあ、行ってくるよ。長岡さん」

志保 「はいはい、勝手にして………」

橋本 「宣誓!我々!選手一同は、

    スポーツマン

    ヒップに![尻を振る(クイッ!クイッ!)]

    もっこり![腰を前に突き出す。(クイッ!)]

司会J「……………………」

長瀬 「……………………」

辛島 「……………………」

セバス「……………………」

浩之達「……………………」

志保 「…………………はぁ?」

橋本 「(うっ!し、しまった!はずしたか……)

    正々堂々戦うことを誓います!」

司会J「パチン!」

    司会Jが指を鳴らしたとたん黒いスーツの男たちが現れた

橋本 「な、なんだおまえたちは!!」

司会J「それでは、お願いします。F○Iにみなさん」

全員 「F○I?!」

橋本 「や、やめろ!やめてくれ!やめて〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」

    連れ去られる橋本先輩………成仏してください(笑)

橋本 「勝手に殺すなーーーー!!」

司会J「それでは、第1球技へうつりたいと思います。」

橋本 「聞けーーーーーーー!!!」

司会J「第1競技は『ラムネでポン!』です。」

志保 「はぁ?なにそれ?」

あかり「浩之ちゃん、聞いたことある?」

浩之 「いや、ない」

司会J「(こっちにはないのか…)

    では、この競技の説明をさせていただきます。

    この競技は50メートル先においてあるテーブルに乗っている

    ラムネをあけて全部飲み干して次の人に代わってください

    先に5人帰ってきたほうが勝ちです。」

レミィ「オー!ラムネネ!この間*ヒロユキに飲み方教えてもらったネ」

   (注:テレビ版「To Heart」の5話目をみていないとわからないです。

    たぶん(笑))

司会J「それでは、各チームメンバーを選んで下さい」

浩之 「よし!こっちは……

    1番手:森本さん!」

森本 「はい!がんばります。」

浩之 「2番手:矢島!」

矢島 「わかった!」

浩之 「3番手:坂下!」

坂下 「ふんっ!わかったわよ!」

浩之 「4番手:理緒ちゃん!」

理緒 「う、うん!私、がんばるね!」

浩之 「そして、アンカー、レミィ!!」

レミィ「OK!ワタシ、ガンバルヨ!」

志保 「じゃあ、こっちは一番手…垣本!

    負けるんじゃないわよー!」

雅史 「垣本、無理はするなよ。」

垣本 「おう!任せろ!」

志保 「2番から4番までは、岡田・松本・吉井の三人で適当に順番決めて!」

岡田 「何よ、その決め方は!」

志保 「いいからさっさと決めて!

    で、最後は保科さんお願い」

保科 「わかった、まかせとき!」

司会J「それではスターターのHolmes金谷さんお願いします。」

金谷 「それでは、位置について!よーーーーい………

    パーーーーーン!!!!」

垣本 「うおおおおおおおおおおおお!!!!」

辛島 「わ〜!すごーい!」

長瀬 「お〜、速い速い!さすがサッカー部」

あかり「森本さーん!がんばれー!」

垣本 「よしっ!後はこれを飲むだけだ!ごくっ、ごくっ、ごくっ!」

司会J「おおっと、垣本選手走るのは速いが飲むのは遅い!

    そうこうしているうちに森本さんも追いついたー!」

森本 「いきます!森本家奥義!!ラムネ一気のみ!!

    ごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごく

    ……………………………ぷはー!」

垣本 「げっ!!」

志保 「うそっ!」

浩之 「おいおい……まじかよ」

司会J「おおっと、ここで森本家奥義!『ラムネ一気飲み』だーーーー!!

    飲むのが速い速い「あ」っというまに飲んでしまったー!

    唖然としている垣本を置いて次の人のところに走って向かっております。」

志保 「何やってるのよ?!柿本………だっけ?

    しっかり走りなさいよ!!」

柿本 「(俺って影薄いのかな)」

司会J「おおっと!柿本選手泣きながらラムネを飲んでおります。

    そして飲み終わった途端、クイックダァァァァッシューー!!

   (「クイックダッシュ」を知らない人は『少年チャンピオン』に載っている

    『ゲッチュー!まごころ便!』をお読みください。) 
    
    足の速い垣本!少し遅れて次の人のところへ向かっております。

    そして、森本さんは次の矢島にバトンタッチ」

森本 「お願いします。」

矢島 「お、おぅ!任せとけ!」

垣本 「すまん、あと頼む!」

岡田 「行くわよ!」

司会J「さー、ほとんど同時に両チームとも次の人にバトンが渡ったー!」

岡田 「でやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

矢島 「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」

長瀬 「ほほぅ……これまたすごい」

辛島 「わー、すごーい(パチパチパチ)」

司会J「すごいデットヒートです。両者はほぼ互角ですほぼ同時にのみ終わって

   同時に次の走者にバトンタッチです。」

矢島 「あと頼む!」

坂下 「何でわたしが…」

文句を言いながらも走っていく坂下

岡田 「いけっ!松本!」

松本 「う、うん」

司会J「おおっと、これはやっぱり坂下が速い!松本はやる気がなさそうだ!」

志保 「何やってんのよー!まじめにやりなさーーい!」

松本 「わかってるわよー」

辛島 「白組はチームプレイがバラバラですね…」

司会J「そうこうしているうちに赤組はもう次の人へバトンタッチをしているぞー」

坂下 「タッチ……」

理緒 「いってきます!」

松本 「はい、吉井がんばって…」

吉井 「いっくわよー!」

司会J「おおっと、バトンを受け取った理緒はラムネを前にして何やら考え込んでるぞ」

浩之 「な?!何やってるんだぁ〜〜!!!理緒ちゃぁぁぁぁん!!」

理緒 「……余ってるよね。余るはずだわ、ブツブツ……」

司会J「その間に吉井が追いついたー!!」

浩之 「理緒ちゃぁぁぁぁぁん、しっかりしろー!!」

理緒 「……はっ!藤田君が応援してくれてる。がんばらなきゃ!」

司会J「おおっと、これは急に飲み始めた理緒!そしてほぼ同時に走り始めたー

    そして同時にアンカーへとバトンタッチだー!!」

レミィ「まかせるネ!」

保科 「いくで!」

長瀬 「ん〜、この二人の対決にはちょっと興味がーありますねー」

辛島 「? どうしてですか?」

長瀬 「いや、二人とも高校生にしちゃ巨○だから……

    チラッ(辛島を横目で見る)」

辛島 「またどこを見ているんですか!!」

    辛島が長瀬を殴ろうとしてファイティングポースを取った瞬間、

    何かが飛んできた!!

    グサッ!グサッ!!

辛島 「な、なに?」

レミィ「誰が巨○ネ!!」(弓を構えている)

保科 「そうや!」(鉛筆を投げたようだ…)

辛島 「……………」(唖然としている)

司会J「(長瀬に向かって手を合わせ)今度こそ成仏してください」

長瀬 「だ、誰か……救急…車を……」(バタッ!)

マルチ「……主任、大丈夫でしょうか…」

浩之 「ま、まぁ大丈夫さ!」

司会J「それでは競技に戻りたいと思います

    レミィ・保科の両選手は長瀬を撃墜(?)したあとラムネを飲んでおります

    お!どうやら飲み終わったようですねー」

レミィ「負けないネ!」

保科 「それはこっちの台詞や!」

司会J「おっと、これは二人同時にゴールです!

    いま写真判定をしますのでしばらくお待ち下さい」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜省略〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

司会J「それでは、写真判定の結果をお知らせします。

    写真判定の結果、胸の差でレミィの勝利ということで

    第1競技は赤組の勝ちです!!」

浩之 「よっしゃーーーーーーーーー!!」

あかり「やった!やったよ、浩之ちゃん!」

志保 「ガーーン!そ、そんなぁ〜〜」

司会J「それでは続いて第2競技へ移りたいと思います。」


<あとがき>

ども!荻原です。やっと第2話が完成いたしました。

とてもつらかったです。泣きそうです。でもがんばりました!

2話ではPC版にしか出てこなかった橋本先輩と

これを載せてもらっている「Holmes金谷」さんをだしました。

Holmes金谷さんのほうはまだまだ役がありますので楽しみにしていてください

そ・れ・と最後に

遅れてすいませんでした!

それではまた3話でお会いしましょう

それではまた


<解説?みたいなもの>


 荻原さん渾身のSS(笑)、運動会シリーズの第2話が届きました。
 で、メールをいただいて中身をざっと読んで見たら。
 私が出てるし・・・(笑)。


 まあそれはさておき。
 ラムネの早飲み競争なんて、初めて聞きましたよ、実は(笑)。
 何か走りおえた瞬間、へろへろになりそうな競技ですなぁ(苦笑)。


 なにはともあれ、荻原さん、ありがとうございました〜。
 第3話も楽しみにしております♪