・Holmes金谷の「裏・横濱買い出し紀行07」・
(実行段階)


*8月9日(水曜日)

『何時もの如く、何時ものあれ』

 この日まで仕事が忙しかった事があって、旅行の準備はほとんど終っていない状態。
 まあそれでも、前の日までに洗濯を終えて置いた着替え一式をカバンに詰め込んだり、売り物を種類別に仕分けながらビニール袋にまとめ、カバンに収めていく作業を何とかこなしていきます。
 で、それが一息ついた所で恒例の買い出しメモ更新。
 その後、時間が無いって解り切っているのに、チャットをしたりゲームを遊んで見たり(笑)、そんな事をしながら過ごして、気が付けば結構遅い時間になっていたので、そのまま寝る事にしました。
 それが、大体夜中2時頃のお話し。


*8月10日(木曜日)

 『出発の朝は寝坊から(笑)』

 それから寝たのですが、何か妙に寝苦しくて寝付く事が出来ず、やっと眠れたかなぁと思ったら、気が付けばもう朝6時30分。

「・・・このまま帝都遠征に行かないで寝ちまったら、さぞかし幸せなんだけどなぁ・・・」

 脳裏を過る、そんな悪魔のささやき(笑)。
 まあ、そう考えてから自分自身でその考えを一笑に付した後、起き出して朝飯・メールチェック・掲示板チェックとこなしていきます。
 その後、ゴミをゴミステーションに出しながら、パソコンは必要になるかもしれないデジタルデータをノートパソコンに移動、そうして準備が終了します。


 『何気に巻き込まれる、通勤ラッシュ』

 そうやって、すべての準備が整って、荷物を抱えて外に出て、いつもの電車通りに出てから、走って来た路面電車のあまりの混み具合にちょっと愕然としてしまいまして。
「・・・って、考えたら今日って、平日やん(汗)」
 2日だけ休みを早めてもらったという事実をすっかり忘れていた私(笑)。
 荷物の多さもあり、ココはやむを得ずタクシー利用に急遽切り替えます(タクシー、電車通り〜札幌駅前:2000円)。
 駅もそれなりに混み合ってはいましたが、まあ先程の路電に比べればまだマシ。
 その後、駅で切符購入、「快速エアポート」利用にて新千歳空港駅に向かいます(快速列車、札幌〜新千歳空港:1040円)。

 途中特に面白いイベントもなく、無事に空港到着、そのままお土産を購入して荷物に詰め込むと、搭乗手続きへ。
 搭乗ゲートでは「いつものように」金属探知機チェックに引っかかって(苦笑)、身体検査を受けた後、ほぼそのまままっすぐ搭乗、そしてココまでの記録は、飛行機の中で書いております(笑)。


 『羽田で待ち構えていた綾瀬さん』

 で、飛行機を降りて、空港内移動バスに乗り込んで、PHSと携帯の電源を入れて、ああやれやれと思った瞬間にPHSが鳴り出しまして。
 発信元は綾瀬さんで、何とその時点で空港まで来ているとの事。
 その後、私は荷物を回収、そして綾瀬さんと合流しまして。
 行く所が無いので、取り敢えずは秋葉原〜池袋〜大塚と、あちこちを歩き回りまわります。

 池袋では、綾瀬さんに鳥料理のおいしい店と言う所に連れて行って貰いました。
 何でもこの店、NEMO(船長)さんに教えてもらったとか。
 そこで、晩ご飯を腹一杯食べて、それでもかかった費用が一人2000円程度だったかな?(晩ご飯:約2000円)

 大塚の漫画喫茶で私はネットに接続、自分のページを見て回っていると、綾瀬さんのH”に美樹本さんからの連絡が入ります(マンガ喫茶利用料:約500円)。
 そこで、鶴見へ移動、美樹本さん邱にご厄介になりました。


 『例の如くの前日製本作業、完成は出発30分前(汗)』

 そうして、私は一旦銭湯まで行き(入浴料:約400円)、綾瀬さんは未完成だった綾瀬さんサイドの本の制作に取り掛かりました。
 私が銭湯から帰ってくると、ちょうどページ合わせを始めようとしていた所。
 ページを、見本を見ながら合わせて行きます。

 そうやって、半分くらい終わった所でしょうか。
「ごめんなさい、30分だけ寝させていただきます」
 この時風邪を引いていた綾瀬さん、ついに力尽きて横になります。


 ちなみにこの時点で日付は

*8月11日(金曜日)

の夜中0時。


 それを横目で見ながら私と美樹本さんはページ合わせの作業を続け、ついに全ての本のページを合わせ終わりました。
 ・・・ところが。
 その後、オフセットっぽい仕上げにするのに、どうやって作業をしたら良いのかが良く解らず、仕方なく綾瀬さんを起こそうとしたのですが・・・。
 何気に熟睡していて、起きて来ない綾瀬さん(笑)。
「ま、風邪ひいているんだし、寝かせておきましょう」
 と、私と美樹本さんはそのまま寝かせておくことにして。
 さて困った、このオフセットのやり方は・・・と言う所で、去年綾瀬さんがやっていた作業を何となく思い出して、じゃあ見よう見まねでやってみようと言う事になりまして。

 取り敢えず、ためしに1冊。
 何となく出来が良かったので、続いて2冊。

「よし、何となく解った!」
 と言う事で、大量生産モードに突入。
 作業自体の行程は、
1:「メルト」と言われる、オフセット部分に張りつける「のり」を、背表紙と各ページとの接点部分に張りつける。
2:その状態でページをはさみ込み、製本機に入れ、熱で溶かして接着させる。
3:溶かしつける作業を二回やって、後はさましたら出来上がり。
 と言うような要領。
 なお、何気に眠かったので、ここでカフェイン剤を貰って飲み、むりやり起きているモードに切り替えました。
 まあつまり、この時点で徹夜作業を覚悟した訳で(笑)。

 そんな作業を延々と続け、出来上がったのは4時半。会場へ出発30分前と言う状態(笑)。
 取り敢えず、少しは寝て置こうって事で、30分だけ寝ます。


 『コミケ出撃! の前に・・・』

 そして、5時になって私の携帯がめざましを鳴らし始めます。
 そこで起き出して、のろのろと準備を開始。この時点では、綾瀬さんが元気そうだったので、売り子での作業は綾瀬さんにお任せする事に内心決定(笑)。
 そのままJR鶴見駅に向かいます。
 この日の時点で、一旦美樹本さん宅から撤退しなくてはいけなかった為、旅の荷物もそのまま持って行き、私はJR鶴見駅のコインロッカーに荷物をたたき込みます。

 そして京浜東北線に乗り込んで、さてどういう経路でビッグサイトに向かおうかって相談をしていたところで、LOAさんがそう言えば夜行バス到着が7時くらいだった筈では? と言う事になりまして。
 取り敢えず、電話連絡を入れて、どこで合流しようかと言う話になりまして、色々考えたあげく、「東京駅銀の鈴待ち合わせ場所」にしようと決定。
 我々はそのまま銀鈴に向かいます。

 銀鈴を眺めながら、綾瀬さん一言。
綾瀬「どう見ても、鈴って言うより鐘に見えるんですけどね〜」
私「まあ、大きさがねぇ(笑)」

 その後しばし待って、7時ちょっと過ぎ、銀鈴に現れたLOAさんと無事に合流、そのまま京葉線〜TWRを利用してビッグサイトに向かいました。
 ところが、その途中の新木場駅で、切符を買う行列がものすごい事になっていて、サークル入場の制限の9時までに間に合うかどうかが微妙な状態。
「タクシーで行きましょうか」と言う綾瀬さんの意見もありましたが、外を見るとタクシーなんて全然居ない状態。
 そこで、私が切符確保に動き、他の二人に荷物を託します。
 その時点で、往復をあらかじめ買う事にしておいて、並んでおよそ30分。無事切符を手に入れて、そのままTWRに乗り込み、十分な余裕をもって会場に到着する事が出来ました。


 『ブースの準備、そしてコミケ1日目開始』

 会場に移動する最中、フルヤミルクのサークルメンバーの後ろを歩いて居る事に何気に気が付いて、何となく挨拶(笑)。
 その後、そのまま一緒に会場に移動、そしてブース場所に移動してからさっそくブースの設置作業を始めます。
 その時点で、隣の「伊馬小屋」の伊馬ユキロヲさんが来ていて、例の如く「初めまして」とご挨拶。
 それから、設置作業を全力で行って、完成したのが今回のこんな感じ。
 何か前回のコミケとそれほど変わっていないようなと言う話もありますが、まあその辺は気にしないって事で(笑)。

 設置作業が終了して、周辺の各サークルさんに挨拶をしていた所で、コミケ1日目開催。

 今回驚いた事は、10時代に早くもお客さんが来ていた事ですね。いつもならかなり遅く(大手サークルを回ってまあ大体11時後半〜12時頃)にやってくる筈なんですが。
 まあ、後は走る輩も居ない、1日目らしい、のんびりとした(でも結構忙しかった(笑))コミケの時間が過ぎていきます。

 と、そんな時に見掛けた、アヤセのコスプレ!
 もう、目茶苦茶そっくり! いやぁ、びっくりしたのもあったけど、その後何気に撮影会に早変わり(笑)。

 とまあそんな感じで。
 チェーン店関係者も葉っぱ系の知り合いも、そうでない人も大量に集まって頂いた今回のコミケ出店も、かなり盛況のうちに終わる事ができました。
 来て頂いた皆様、ありがとうございました。
 ・・・ま、何気に意識がかなり朦朧としてたのも事実ですが(笑)。
 なんせ、カフェイン剤だけで1日持たせて居ましたから。当日、何気に私の反応が鈍かったのは、そんな所に訳が有ります(苦笑)。


 『そんな時に来た、颱風情報(汗)』

 と、そんな時に、ちひろさんからもたらされた、こんな情報。

ち「金谷さん、そう言えば、颱風来て居ますよ」
私「へ? だって、颱風8号って中国大陸の方に行っちゃったじゃないですか?」
ち「いえ、8号はそうですけど、また新しいのが来たんですよ」
私「新しいの!?」

 慌ててiモードで気象情報を確認すると・・・四国の南方に「颱風9号」の文字が・・・(汗)。
 しかも、進路予想は・・・関東!?
「うわ〜、このままで行くと、明日か明後日関東直撃じゃん(汗)」
 ところがこの後、この颱風9号はこちらの予想を遥かに越える進路をたどる事になります。
 が、それはまた、後の話で出す話題なのでココではちょっと割愛。


 『コミケ1日目無事終了、そして打ち上げ』

 そして、閉会になった後、誰が言い出したか打ち上げに行こうと言う話になりまして。
 私は荷物を鶴見駅まで取りに行かないといけないと言う関係上、他の人達と一旦別行動を取る事になります。
 7時迄にJR池袋駅に集合、と言う事になって、私は鶴見駅に向かいました。
 なお、その時点で距離計算をした所、私は30分遅れになる事が判明。その事を全員に伝えて、まあ出来るだけ急いで戻ると言う事にします。

 ここでいつもの「てつ」ぶりを発揮、品川駅(東京駅だったかな?)で東海道線に乗り換えて川崎まで、川崎から再び京浜東北線に乗り換え鶴見まで。
 その時点で時計は既に6時過ぎ。宿を上野のカプセルにする関係上、上野まで行って荷物を置いて、それから山手線で池袋へ・・・。

 ところがその移動中、綾瀬さんから電話がかかって来て。
綾「金谷さーん、昨日のあの池袋の店、私年齢制限に引っかかっちゃって店に入れなかったんで、場所変えます〜」
 と言う電話(笑)。
 しかも、変わった先の場所は何と新宿。
 新宿って、4年前に茨城出張に行った時に、映画を見に行った事があるっきりで、それ以来行った事無いんですよね。
 若干の不安を感じつつ、新宿と移動します。


 『打ち上げは何時もの如く「食べオフ」(笑)』

 こうして、無事に先行集団と合流して、その後とある店に移動、やっと落ち着きます。
(実は新宿駅で出口を間違えて迷子になりかけたのはココだけの秘密(笑))

 ちなみに、参加したメンバーは確か、
『私、綾瀬さん、LOAさん、NEMO(船長)さん、NEMO(船長)さんのご友人さん、ケンケンさん、しどさん、猫煮屋餡さん』
 だったと思いました。違った時は後で修正(笑)。
 そこは、しゃぶしゃぶのお店で、食べ放題とかやって居る所。
 しかし、昨日と言い今日と言い、食費が当所予定よりも大幅にオーバー。旅費が大丈夫なのかどうか・・・。

 で、まあ何時もの様にみんな良く食べる食べる(笑)。
 何人かの人達はアルコールも若干入ってたみたいですが、私はここでアルコールを入れると、おそらく上野まで帰り着けないだろうと言う事でご遠慮申し上げて、ひたすら烏龍茶で食べる飲む。

 その後、下に有ったゲーセンに移動、金魚すくいのゲームが有って頑張ったけど全然すくえなくて笑ってたりとか、あとは他の人のゲームして居る模様をぼけ〜っと眺めて、時間も頃合いになったのでその日は解散、私と綾瀬さんは上野のカプセルホテルまで直行、風呂に入って若干ネットを見て回った後、そのまま寝てしまいます。


*8月12日(土曜日)

 『江ノ島ツアー、行きも帰りも辛い辛い(笑)』

 翌日。
 この日はコミケには行かず、江ノ島へ行こうと言うツアーを組んで居た私。
 前日の話で急遽、綾瀬さんとしどさんも参加する事になりました。
 ただ、昨日聞いて居た、颱風9号の動きが気になる所ではありますが。

 まあ、雨が降ったらそれはその時でって事で、取り敢えずしどさんと合流、そのまま横須賀線利用で鎌倉へ、鎌倉からは江ノ電を使って江ノ島へ、と移動して行きます。

 江ノ電江ノ島駅で降りて、まず目についたのがやけに多い人の数。
 よくよく聞くと、江ノ島の周囲は海水浴場が有る訳でして、人の数が多いのも何か納得。
 おまけに、水着姿で歩いて居る女の人達も結構居まして。
 ちょっとだけ目の保養(笑)。

 そのまま江ノ島大橋〜江ノ島本島(って言う言い方するのか?(笑))へと移動、島の地図を眺めて、一番奥まった所にある岩屋洞窟まで行こうということになりまして。
 とりあえずは、一番近い所にある弁天様にお参りをして行きます。
 そこで見た、こんなはり紙。
「・・・こう言うの張ってあるって事は、やっぱりそう言う人が居るんでしょうね・・・」何て話をしながら、更に先に進みます。

 次に目についたのが、何やら階段の隅っこで一心不乱に何かを食べて居る猫。
 よく見ると、どうやらキャットフードっぽい物を食べて居るようでした。
 で、触っても別段逃げる様子もなく、ただ黙々と食べるのみ。
 食べ終わった後でも、結局逃げ出す事もしませんでした。
「随分人に慣れていますよね〜」とか言いながら、に先へと進みます。

 そして、その後も何気に目を引く猫の数。
 飼い猫なのか野良なのかも解らずに取り敢えずちょして見たり(北海道弁で「触る」を「ちょす」と言う)、あるいは見上げるような階段を登ったり降りたりして、一番奥の岩屋洞窟に到着した時には、全員が既にへろへろの状態。
 そして、その岩屋洞窟の近所には、やたら大量にいるフナムシ。
 周りを見渡せば、そこにもココにもあそこにも。
 試しに捕まえて見ようとしますが、やはり逃げ足はやたらと速い。
 そのくせ、道路上を見渡すと、踏みつぶされているフナムシも居たりして、すばしっこいのか鈍いのか良く解らなくなって来ます(笑)。

 さて。
 岩屋洞窟の前で待っていたのは、「入場料、大人500円」の看板。
「え〜、お金取られるの?」
 とか言いながら、まあせっかくココまで来た訳ですから、と言う事で、全員で中に入ります。

 中は暗く、間接照明程度の効果を持ったあかりが所々にある程度。時折(場所に寄っては怒濤の如く(笑))落ちて来る地下水。
 そして、こう言う場所だからこその涼しさ。
 しばしの間、涼んで疲れた体を癒します。

 その後、およそ正午頃。絶壁のような階段を登り切った所でついに全員ダウン(汗)。
 そこに有った茶屋で、かき氷を食べます。実はこの日はコレが昼食(笑)。と言うか、あまりの疲れでそれ以外を受け付けなかったってのが本音。

 その時、私の電話が鳴り出します。電話をかけて来た人はみす太さんという人で、明日のコミケの委託先のサークルの方で、葉っぱ系・・・訂正、セリオ系の御方(笑)。
み「金谷さん、今何処に居ますか?」
金「あ〜、今、まだ江ノ島なんですよ。そうですね・・・じゃあ、3時半に上野駅で合流って事で時間修正させて貰って良いですか?」
み「わかりました〜」

 実はこの日、私は明日委託をする、今回出展分のセリオ本を「13時に上野駅で引き渡す」と言う行動予定を組んでいたのですが、まさか江ノ島でこんなに時間がかかるとは予想だにしていなかった訳です(苦笑)。


 『江ノ島から帰還、そして少し時間が余る』

 その後、体力が回復した所で、多少雨が降って来た中を、同じ経路を辿って上野まで戻ります。
 本当は、鎌倉に有ると言ううわさの「武器屋」に行こうと思っていたんですが、駅の案内を見ると通り過ぎた後(笑)。
「ま、今度の機会って事で」
 とむりやり納得して、鎌倉からJRに乗り込みます。
 途中、しどさんは横須賀中央へ「記念艦三笠」を見に行くと言うので、しどさんとは途中で別れました。しどさん、どうもお疲れ様でした。

 その後、私と綾瀬さんは上野まで移動、上野駅で無事にみす太さんと合流します。
 そして、委託品の引き渡し。でも結局の所、明日も私は向かう事になって居たので、私が搬入しても良かったんですけどね(笑)。

金「じゃ、取り敢えず、お願いしますね」
み「はい、確かに受け取りました」

 無事に引き渡しも完了、その後用事があると言うみす太さんとはそのまま別れ、時間があまった私と綾瀬さんは、ちょっと暇。
 取り敢えず秋葉原のゲーセンにでも行こうと言う事になって、秋葉原へと移動します。

 秋葉原のゲーセンで適当にゲームをして居て。
 ふと気がつくと、電話が鳴ってるじゃないですか。
金「あ、ヤバいヤバい」
 と思って、出ようとするとその瞬間切れる電話(汗)。しかも番号は「公衆電話」と言う表示(汗)。
 今日はこの後、ヨコ住さん・矢野さんと上野で合流して、晩ご飯を食べながらおしゃべりをしようと言う事になって居たので、多分ヨコ住さんからの電話なんだろうなぁと思いつつ(コレ正解)、ゲームも飽きて合流予定の時間も近づいてきたので、上野駅に移動します。

 その途中、矢野さんから電話がかかってきます。
 何でも具合が悪いので今日の合流はパスするとの事。
 うーむ、残念。


 『「上野」と言えば、やっぱり「あの」牛飯屋でしょ?(笑)』

 上野駅中央口の緑の窓口前でぼーっとして居ると、程無くしてヨコ住さん登場。
 考えたら去年のコミケ以来1年ぶり再会と言う事になります。
 再会を喜びつつ、取り敢えずは私の案内で、上野におけるHolmes金谷御用達、「上野の牛飯屋」へと向かいます。

 上野の牛飯屋は相変わらずの佇まい。昔「40番地商店街」時代にmasashiに教えてもらって以来の、私のお気に入りの店です。
 既に何人かを連れて行ってるんですが、皆さん一様に気に入ってくれてる模様。
 機会が有ればあなたも連れて行きましょう。

 ま、それはさておき。
 牛飯を食べながら、いろんな事を話して居ましたが、話題の中心はやはりと言うか、コミケ(笑)。
 私、一昨年の夏が無ければこの道には踏み込んで無かったんだよなぁ・・・。
 何か複雑(笑)。
(一昨年の夏の事の顛末に関しては、「Holmes金谷の”裏・横浜買い出し紀行2”」(結果)付近を参考にして下さい)

 その後、綾瀬さんは明日のコミケ行きの時、ヨコ住さんのグループと行動を共にすると言う事でヨコ住さんと話を付けて居ました。
 私自身は実はサークルチケットが入手可能と言う事で、TWR迄は同行すると言う事で行動計画をたてました。

 その後、ご友人の所に向かうと言うヨコ住さんと別れ、我々はカプセルホテルにチェックイン、早めに寝てしまいます。

 こうして、長い長い「江ノ島巡礼」の一日が終わりました(苦笑)。


*8月13日(日曜日)

 『日本列島を避けて行った颱風』

 翌日。
 何故か3時半頃に目を覚ました私は、そのままネットサーフィンを始めます。
 ノートパソコンで接続して、あちこちを見て回って。
 その後、4時半には本格的に起き出して、洗顔・歯磨き・ひげそりと、一連の行動をこなして行きます。
 ふと空を見あげると、若干降って居るようなそんな感じ。しかし、颱風が接近して居るにしては、妙に穏やかな降り方でして。
 気になって天気予報を調べてみると、何と颱風が日本列島を避けているでは無いですか(笑)
 むむむ、これはびっくり。

 その後、綾瀬さんも起きてきて、二人とも準備は整います。
 で、早めに出ようと思ってチェックアウトをしようと思い、フロントに行ったのですが、フロントのおじさんは前の日に確認した所、
「うーん、悪いけど5時でないと起きれないよ」
 との事(汗)。
 まあ、無理言って早めてもらった以上、こちらとしては文句は言えませんが。

 で、その時フロントに降りて行ったら、明らかに同業者(笑)な二人組。
金「あの、3日目参加ですか?」
彼「ええ、実は今回初めてなんですよ〜」
 取り敢えずフロントのおじさんが出てくるまでその二人と色々おしゃべりをして居ました。


 『そして京葉線ホームまで走る走る(笑)』

 その後、チェックアウトをしてから上野駅へ移動、上野からは山手線で東京駅まで、東京駅からは駅構内を走って京葉線ホームへ。
 どうも、ゆりかもめ使うよりもTWRを使った方が便利が良いと言う事が解ってきましたので、今回はもっぱらTWRを使って移動をして居たんですが。
 途中、出発時刻表があったので見てみると・・・何と、13分後の出発。
綾「あ〜・・・ダメじゃん」
金「うーん・・・汽車出ないんじゃあ間に合わんねぇ(汗)」
 綾瀬さん、ヨコ住さんの知り合いさんに連絡を入れると、結局ヨコ住さんグループはそのまま先発をすると言う事に落ち着きました。

 その後、京葉線に乗り込み、新木場駅へ移動、新木場駅からTWRに乗り換え、国際展示場駅へ。
 その時点で改めてヨコ住さんグループに連絡を入れた綾瀬さん、何やらその列に入れてもらえる事になったらしく、合流する為に移動する事になりました。
 綾瀬さんとはここで分流。どうもおつかれさまでした。


 『雨のコミケ、今年も再来』

 で、私は、と言いますと、取り敢えず昨日の電話で矢野さんと国際展示場駅で合流する事になって居ましたので、imodeでネットサーフィンしたり、パン一つとジュース1本の朝食を仕入れて簡単にすませたりします。
 外を見ればかなり酷い雨模様。
 駅の中も湿度が妙に上昇しております。

 その後、8時を過ぎたあたりで矢野さん登場。
 矢野さんからサークルチケットを受け取り、お礼のセリオ本を手渡します。
 その後、駐車場スペースまで移動、そこで矢野さんは一旦スタッフの仕事に入ると言う事で、分流しました。
 私はそのまままっすぐサークル入場口から会場に入り、更にそのまままっすぐ委託先サークル、「セリオ普及計画」の方に向かいます。

 しかしながら。
 ブースに行ったからと言って、準備は既に終わって居て、これと言って手伝う事もなく、何となく時間は過ぎて行きます。
 その間に綾瀬さんから、「雨でギブアップ〜。一旦撤退します〜」と言う電話や、ちひろさんから「近所の喫茶店に避難して居ます〜」と言う電話がちらほらと(笑)。
 あやや、そんなに外は酷いのかぁ。って、ついさっきまでその中を歩いてきてたんですけどね(苦笑)。
 結局、開会までに近場に居る知り合いを訪ねて終わります。

 そして3日目開会。

 この日は会った人達と言えば、もっぱら葉っぱ系の人達ばかり。
 ページの方向性(と言うか、ジャンルそのもの)が違うので余り多くは書きませんが、そりゃあもうあちらの世界の著名な人達ばかり。
 私なんて足元にも及びません。

 で、結局、3日目、委託先で昼頃に完売してしまった我がセリオ本。うーむ、かなりびっくり。
 実の所そんなに売れるとは思って無かったってのが正直な所なんですが。
 ただ、私の知り合いの人達が言うには、
「セ印の知名度とかカウントヒット数を考えると、妥当な所じゃないの?」
 だそうです。
 ん〜・・・そんなものなんでしょうか?

 で、そんなこんなであちこちふらふらして委託先のブースに戻ると。
み「金谷さん、荷物届いて居ますよ」
金「荷物?」
 見ると、何と20GのHDD。
 実はこっちに来る前、IRCのチャットの場で、LUNACATさんと言う方から、IDEのHDDを手ごろな値段で譲ってもらえると言う話になって居まして。
 それがその時に届いたと言う事でした。
 しかし、目の前にいきなりHDD出されても、驚くなって方が無茶ですわな(笑)。
 その後、LUNACATさんとお会い出来て、少しの時間ですがお話しも出来ました。

 ・・・後はもう、ひたすら知り合いのブース巡ったり、後は疲れが出て居たので、雨が止んだ外に座りこんで風を感じながらジュース飲んで居たりとか。
 去年より疲れの度合が酷いような気がするのは何故でしょう・・・?


 『そんな時に届いた、マジックアイテム』

 そんな事や何かで。
 コミケ3日目も順調(?)に過ぎようかと言う時、矢野さんが戻ってこられまして。

矢「金谷さん、これ、どなたか使いませんか?」
 と言って差し出したのは、何と青い封筒。
(知らない人のために解説しますと。青い封筒と言うのは、コミケのスタッフとして参加した人達に御褒美?として渡される、「合格率が優先的に高く割り振られるサークル申込書」の事です)
金「ありゃ、でも冬は『てろちぇ』、出ない筈ですよ?」
矢「じゃあ、セ印とか(笑)」
金「えええっ!? セ印でサークル参加ですか?(笑)」

 この時は冗談としか考えて無くて、半分聞き流して居たんですが。

矢「ああそうそう、これ、賞味期限が短いですから、出すなら早めに出して下さいね〜」
 との矢野さんのお言葉。
 賞味期限が短い?
 疑問に思い、ふと〆切見てみると。

『〆切:8月16日』

 3日後じゃん!!!

 その後、あれこれ考えて居たんですが。
 冬、サークル「セ印良品」として推参決定(爆)。
 ココまで来たら、もう行く所まで行ってしまえって感じですわええ(笑)。


 『戦い終わりて、暫し休息の戦士達(笑)』

 そして、コミケ3日目も無事終了。
 この日はふらっとすきゃんさんと晩ご飯を一緒に食べようと言う事になって居ましたので、集合場所の横浜駅まで向かいます。
 ルートはTWR〜京葉線〜東京駅(荷物回収)〜横浜駅の順。
 しかも、この日はちひろさんのお宅に泊めて頂く事になって居ましたので、そのまま荷物持ちで移動します。

 で、集合場所として、「横浜駅西口の噴水付近」と指定を受けて居たんですが。
「・・・噴水・・・って、どこ?(汗)」
 それもそのはず。駅との連絡階段の所に有る噴水、何と工事中でそのものは完全に隠れて居たので、いくらてつな私でも解らなかった訳でして(笑)。
 その直後、ふらっとすきゃんさんから電話がかかってきて、無事に合流できます。

 その日参加したのは、ふらっとすきゃんさん、大ちゃんさん(ふうらさんのご友人さん)、そのご友人さんお二人(名前忘れてしまったっす(汗)。申し訳ない)、そして私の5人。
 連れて行って貰った先は、ニンニク料理のお店とか。
 あまりきつい物だと、匂い大丈夫かなぁとか若干の心配をしながら、それでも食べる飲む。
 その間に、新しいSSのネタ作りしたりとか、実に有意義な時間を過ごす事が出来ました(笑)。
(この時に生まれたネタから、「セ印」の方で新しい連載SSが出来たりしていた訳でして)
 皆様、どうもお疲れ様でした。
 惜しむらくは、料理の量があまりにも多くて食べ残した事かな(苦笑)。まさかあの値段のコースでそんなに出てくると思っても見なかったので。

 その後、それぞれの予定に従って解散をして行きます。
 私は横浜駅まで戻って荷物を回収、さてちひろさんに連絡を・・・と思ったのですが。
 何と、バッテリー切れになる我が携帯(汗)。
 考えたら、北海道出てから一度も充電して無いんですよね。imodeとか使いまくっていて、良くここまで持ったなぁと言った方が正しいですね、この場合。
 やむを得ずPHSで連絡を取ろうとしたのですが、ちひろさんは留守電。
 しかも、何か見ず知らずのネットワーカーらしい人に、誰かと間違えられるし(笑)。

 ちょっと疲れてきたので、階段に座り込んでぼーっとして居ると、およそ10分ほどしてちひろさんから連絡があって、指示された通り東急東横線で白楽駅まで移動、ちひろさんと合流します。

 と言う感じで、ちひろさんのお宅に到着した私は、夜中1時頃まで、一緒に泊まる事になって居た桜木さんを交えて、あれこれとおしゃべりをした後に就寝。

 こうして、「20世紀最後の最も暑い夏」は終わりを告げた訳です(笑)。


*8月14日(月曜日)


 『ヨコハマ的横濱観光、暑い暑い(苦笑)』

 翌日。
 この日帰ると言う桜木さんを桜木町駅まで見送った後、私はちひろさんの案内で、「野毛〜トテテ坂〜ランドマークタワー〜中華街〜山下公園」の順に巡って行きました。
 空を見上げれば素晴らしい青空、当然やたらと暑くなります。
 まあおよそこの時期の関東地区ってのは非常に過ごしにくい所ですね。冬は雪もなくて暑いくらいなんですけどね〜。
 そんな所に好き好んで遊びに出かける私もアレですが(笑)。

 まあそれはさておき、まずは野毛山公園へ。
 野毛山公園は、ちょっと坂を上って行った所にある、割と大きめの公園で、中には動物園やプールがあったりと、結構人が集まりそうな所。
 しかしながらこの日はそれ程人も集まって居なく、展望台っぽい所に上がった時、観光で来てるらしい女性の二人連れに写真撮影を頼まれた程度。
 ここから見ると、ランドマークのてっぺんの方がよく見えます。

 続いて、紅葉坂を降りて、ランドマーク方向へ。
 途中、トテテ坂(だと思われる所)を通りました。この場所に来るのは、実に第1回目の「買い出し紀行」以来、3年ぶりの事。
 もちろん写真を撮影。

 続いてランドマークタワー。
 ここは割と良く来る場所で、そんなに目新しいものは無いかなぁ・・・と思っていたら。
 裏手から桜木町駅の方に回った時に、元々造船所のドックだったものを改造してホールになって居る場所に出まして。
 実はこの時まで、ランドマークのつけ根にこんな場所が有るとは知りませんでした(笑)。
 素晴らしき新発見。

 続いては、この日のメインイベントとも言うべき(笑)、横濱中華街。
 この日連れて行って貰った場所は、ちひろさんがお薦めのいくつかのお店のうちの一つ(店名は「順海閣の新館」)。
 ここは、1500円でバイキング形式で食べ放題をランチタイムにやって居るというお店で、当然人気も高く、取り敢えず行列状態。
 それでもまあ、およそ3〜40分程度で店に入れます。
「この程度の行列は大した事無いですねぇ」とか言う会話を交わしながら(笑)。
 で、結構たくさん食べた方だと思うんですが、暑さにやられていたせいか、私的にはそんなにたくさん食べたような記憶が無いんですよね(笑)。
 うーむ、何か最近食欲魔神気味。

 その後、「重慶飯店」と言うお店に移動、私はそこで職場の人のおみやげ用にミニ月餅の詰め合わせを、私自身には大きめの月餅を2個ほど買いました。
 このお店は、チラシを見ると通販とかもやっているとか。うーん、今度頼んでみようかな。

 最後に向かったのは山下公園。ここには、何でも・・・えーと、床屋の関係の記念碑が建っているのですが・・・詳細は忘れてしまいました(笑)。
 ちひろさん、これ見たらツッコミよろしく(w。
(後日貰ったツッコミでは、「西洋理容発祥の地。と言う碑で、神奈川県理容環境衛生同業者組合が寄贈したもの」だそうです)


 『荷物発送とサークル申込書と』

 その後、ちひろさんの家に戻った私は、脹れ上がった荷物を北海道に送り返すべく、荷作りを行いまして。
 戦利品・買ったお土産・使わない着替え等々を箱に放り込んでいきます。
 荷物は近所?のコンビニから送った後、次はサークル申込書を書きはじめます。
 が。私、てろちぇサークル副代表なんてやっていますが、実はこの手の物は綾瀬さんに任せっきり。
 いやあ、難しいのなんの。
 それでも何とか書き上げて、郵便局に行って送金をした後、申込書の仕上げを行って郵送完了。


 この日は結局、その後疲労のあまり起きたまま寝てる状態に(笑)。


*8月15日(火曜日)


 『町合わせ場所は横に黒い車』

 次の日。
 この日はちひろさんのお宅から出まして、一路南を目指します。
 行く先は三浦半島、小網代の入り江と黒崎の鼻。
 若干の荷物の組み替えなどを行って、その後ちひろさんのお宅を後にします。どうもお世話になりました。

 お世話になったちひろさんのお宅から出た私は(最寄り駅までは送って頂きましたが)、前の日までに連絡を取っていたザナドゥさんと合流すべく、東急東横線に乗って横浜駅へと移動。
 ちょうどその時は西口で高校野球の街頭放送をやっている場所があったので、町合わせ場所をそこに指定。
 で、ザナドゥさんがやってくるまでの間、ぽけ〜っと高校野球を眺めていたのですが、ふと横を見ると、そこには黒塗りの街頭宣伝車が。そして、やかましくがなりたてはじめて。
 丁度終戦記念日だったと言う事もあって、やかましいのなんの。
 よほど怒鳴りつけてやろうかとか思ったんですが、旅先で無用な騒ぎを起こすのもなんだし、結局テレビに集中することにして無視。

 その後、時間は忘れましたがザナドゥさん、ご友人の骨皮さんと言う方を連れて登場。
 さっそく移動する事にして、まずは京急で三崎口まで。


 『まずは小網代の入り江にて、マグロとんかつ弁当でお昼ご飯』

 三崎口駅からはバスで小網代の停留所へ。
 そう言えば昼ご飯も食べてないからおなかが空いたねぇと言う事になりまして、じゃあせっかくだから、と言う事で例の「マグロとんかつ弁当」を。
 飲み物まで確保した後に、小網代の港側の小さな公園みたいな所まで移動、そこで取り敢えず遅めの昼ご飯をいただきました。
 つかの間の休憩の後、そのまま小網代の入り江の中に。一路『みさご岩』を目指します。
 この途中、若干雨が降ってきたりと、何やら天候が気になりますが、まあ取り敢えずは気にしないって事で先へと。

 小網代の入り江で、まず目についたのは。
ザナドゥさん(以下ザ)「・・・何か、やたら水が汚くないですか?」
 そう。多分昨日の雨が影響していると思うんですが、何か水面がやたらと汚い
 気を取り直し、まず小網代ノートをチェックします。
 と、何気に目についた昨日の書き込みに、私の名前が。よく見ると、何と書いたのは大豆さん(笑)。
 どうやらこちらの行動計画を見て、一日ずれていたので小網代ノートのに書き置きをして行ったようです(笑)。
 見られるかどうかは解りませんが返事を書きおき。そう言えば、チェーン店にも参加されている吉田さんって、ここの書き込みから知り合ったんですよね〜。
 考えてみれば、小網代ノートの常連さんにとって、私と言う存在はかなり奇異に写っているはず。何せ、物好きにも北海道から年1〜2回程度やってきては、書き置きをして行くのですから(笑)。

 その後、しばらくみんなでノートに書き込みをしていると、突然池の方から、地元のテレビ局だったかな? だったかのスタッフらしい人がやってきて、
彼「小網代のカニパトの人ですか?」
 と聞いてきて。
 まあ、いきなり現れたその人にもちと驚いたのですが。
私「あ、いえ、違いますよ〜。ただの観光です〜」
彼「あ、そうでしたか。失礼しました」
私「いえいえ」
 その後、彼は入り江のみさご岩の上でデジタルビデオを構えて何やら撮影を行っていました。


 『黒崎の鼻で、これ以上に無いくらいまったりと』

 その後、適当な頃合いを見て、私達は次なる目的地、黒崎の鼻へと移動。
 途中、バスが来なくて、結局小雨がちらつく中を歩いて行くことに。まあ、大した距離でもないですし、雨に濡れて行くのもまた乙と言う物。

 そんな中をのんびりと歩いて行き、ふと畑を見ると。
「・・・赤い?」
 理由は解りませんが、なぜかあんな色。

 そして、黒崎の鼻の海岸ぶちにやってくると、取り敢えずそこで座り込み、海をのんびりと眺めます。
 此処までの旅の間、結構せわしなく動いていて、こんなに本格的にのんびりするのは初めての事。
 薄曇りの海と、寄せて返す波の音。
 少しの間、全てを忘れ、無心で海を眺めて・・・。

 と、そんな風に「ぼー」っと海を眺めていると、何やら同行して来た二人、海にじゃぶじゃぶと(笑)
 若いってうらやましいです(ぉぃ

 まあ、そんな二人を眺めながらも、ぼけ〜っと海を眺めること、およそ・・・どのくらい居たんでしたっけ?(笑マテ)
 ほけーっと海を眺めていたら、とっぷりと日も暮れて、辺りはだんだんと暗くなって来ました。
「んじゃ、そろそろ戻りましょうか」
 と言う事で、多少名残惜しいものの、黒崎の鼻を後に。まあもっとも、私は明日も来る事になってはいるんですが(笑)。

 その、帰り道、畑の中の道を歩いている時。
 突然骨皮さんがこけたかと思うと、畑の中にずぼっと。
 もう、嬉々として写真撮ったのは言うまでもありません(笑)。

 その後、三崎口駅まで戻って、私達はヨコハマまで。
 横浜駅で、その日帰るという二人を見送りました。

 その後、私は美樹本さんと連絡をとり、再び美樹本さんのお宅に泊めて頂きました。


*8月16日(水曜日)

 『黒崎の鼻にてバーベキューオフ』

 いよいよ、帝都遠征最終日。
 この日は黒崎の鼻でバーベキューオフをやると言う水谷さんのオフ会に飛び入り参加させて頂く事になっていましたので、取り敢えず京急で三崎口まで移動する事に。

 美樹本さんに京急鶴見駅まで送って頂き、荷物を抱えたまま普通に乗り込みます。
 途中、横浜駅で快速特急に乗り換え。その快速特急は京急久里浜で止まり、そこで急行に乗り換え、三崎口へ。
(京急久里浜〜三崎口間は各駅停車なので普通に乗ろうが快速特急に乗ろうが変わらないんですが(笑))

 その後、この旅で2度目の三崎口駅へ降り立ちます。
 そこで、あらかじめメールで打ち合わせをしていた通り、水谷さんへ連絡、迎えに来て頂きます。

 程無くして水谷さん・ゆかさん登場。何やら買い出しがあると言うので近所のコンビニまで行った後、黒崎の鼻を目指して走ります。
 途中、風さんとの合流の話とか、なかなか凄い話を聞く事が出来ましたが(笑)。

 黒崎の鼻への入り口に近づくと、既に何人か集まっている状態。
 また、途中黄色い色の「鶚」と言うステッカーが張ってあるいかにも「関係者」と言わんばかりの車が登場したりと(笑)、まあ登場からして何やら楽しげな様子。
 わいわいとしゃべりながらバーベキューの道具を持って海岸まで降りて、既にそこに展開されていたテントの下に運び込むと、自己紹介を行ってから早速食べ始め(笑)。

 その時に集まった人達から一言ずつ頂いておりますので、ここに掲載します。


2000年8月16日 水谷さん(GARAGE355)オフ「寄せ書き」

・Holmes金谷
 と言う事で、何やら気が付いたらものすごく豪華なメンバーが集まった今回のオフ。
 参加者それぞれから一言づつ頂きましょう。

・masterpiece
 いやぁ、初顔合わせの方たちばかり10人もいてすごく面白いです。果たして帰っても憶えていられるだろうか。(名前入りの写真がほしいな)

・HAY!
 最初は、5月に「今度ここでバーベキューでもしましょう」とみずにーさん達と盛り上がったのが、始まりでしたが、あれよあれよという間に10近く参加者が集まり
 今見れば、そうそうたる面々が揃って凄い状況です・・
 これも「ヨコハマ」の魅力の凄さなのでしょう。

・愚者
 オフ会二回目でっす。
 気合い入れて来た甲斐がありました。
 帰りも気合い入れて帰ります。

・飛行場の管理人
 今回、初出勤です。遅刻しましたが・・・(はははっ)
 バーベキュー御馳走様です!!

・みずにー
 こんなにたくさんの方々に集まっていただけるとは、うれしいっす♪
 しかも飛び入りでR・一郎さんも登場!
 またやりますね〜

・KAZZ
 みずたにさんの呼びかけで今回2回目です。
 こんなにたくさん集まるとは・・・。
 絶対次も参加!です。

・マンデリン
 聖地巡礼はこれで二回目です。
 これだけの大きなOFF会は初めてでしたが楽しめました
 また機会があったら参加したいです

・風 早彦
 暴走バイク野郎です。今回はトラブルらしいトラブルがないなーなんて
 思っていたら、宿でPHSは繋がらないわ、レインスーツ脱いだ途端に
 大雨に降られるわってわけで……。オフ会はこんなにたくさん集まると
 は思ってませんでした。非常にまったりとした休日を過ごせ、リフレッ
 シュ出来ました。んでわでわーーーー♪

・R.一郎
 飛び入り参加です。
 こんなに盛況なら、もっと早起きしてくれば良かったです。
 史上初のヨコハマ系BBQオフ、参加できてよかたです。


 ちなみに、恥ずかしがり屋さんのゆかさんからは一言頂けませんでした(笑)。

 ついでなんで全員で記念撮影なんかしちゃったりして。

 まあ、ともかく楽しいオフでしたね。
 何気に月琴が置いて有ったり、食べ物余るほど出て来たり(笑)、なぜか大量に集まっている携帯・PHS・デジカメの類とか(笑)、そりゃあもう楽しいモノで・・・オフの内容が語られていない?(笑)
 ・・・すいません、実は楽しかったという記憶だけで、内容まではしっかりと覚えて無いんです(苦笑)。


 まあそんな訳で、久しぶりに参加したヨコハマ系オフ会は、非常に楽しい物でした。


 『作戦終了、此れより我は蝦夷地へ帰投する』

 そんな事をやっていたら、気が付いたら夕方4時。
 そろそろ暇を乞い、空港へと向かわねばなりません。

 取り敢えず全員で京急三崎口へと移動して、見送って頂く事になりまして。
 そこで何を勘違いしたか、全員万歳三唱を始めるし(笑)。
 やたら恥ずかしかったんですけど(苦笑)。

 その後、皆さんと別れます。また何かの機会がありましたら会いましょう。
 三崎口から羽田空港までの切符を購入、そのまま停車していた快速特急に乗り込み、目指すは一路空港駅。
 途中、京急蒲田駅で乗り換えが必要になるんですが、そこまで行くのには快速特急でも結構時間を要する訳でして。
 ・・・途中、かなりの距離を寝ていました(笑)。
 やはり疲れてたんでしょうねぇ。

 京急蒲田駅で一旦下車、ホームを移動して、羽田空港線の連絡に乗り換えます。
 そのまままっすぐ羽田空港駅へ、空港駅からはまっすぐチェックカウンターまで。
 搭乗手続きだけ先に終わらせた後、取り敢えず適当に晩ご飯を買って食べ、チェックゲートではいつものように金属探知機に引っかかって(笑)、その後は飛行機に乗った後は新千歳空港まで寝て過ごしました(笑)。
 その後JR新千歳空港へと移動、快速にて札幌駅まで、札幌駅からは地下鉄〜路面電車と得意のパターンで帰路につき、無事に家に帰り着いたのが11時半頃、と言う状態でした。

 一言。
 北海道はやはり涼しかった(笑)。


 と、言う事で。
 今回も割と長期にわたった遠征でしたが、その間色々な人と出会い、また色々な人にお世話になりました。
 この場を借りてお礼申し上げます。

 またいつの日か一緒におしゃべり出来る事を願いつつ、今回の旅日記はここで筆を置きたいと思います。