第37話で、先生がアルファさんを連れていった場所は何処?
(書いた日:1998/02/25)


 現地人でもない私がこんな事推理するのも何ですけど、でもまあ、一度行った土地なので何と言うのか、「よその土地」と言う感じがしないんですよね。
 きっかけは今日の更新作業の最中。単行本5巻を眺めていた時に、ふと「この場所は何処の辺りかな?」と言う疑問が沸き上がりまして。
 んで、考えてみました。

 ヒントは第38話の先生の台詞に「アルファさんのおかげで うまく剣崎と洲崎の間抜けられそう・・・・・・」と言うのが有りますが、これが唯一の手がかり。
 んで、横浜に遊びに行った時に売ってもらった三浦半島の地図を引っ張り出しまして、探してみました。
「剣崎、剣崎・・・あった」
 三浦半島を上から眺めた場合、丁度「右下」になる部分に剣崎は有りました。
 んで、今度は洲崎。・・・ところが、何処を探しても見つかりません。
 その時、ふとよぎった東京近辺の地図。
「・・・もしかして、千葉の南端が洲崎?」
 そこで、遥か昔に使った地図を引っ張り出し、探すと・・・。
「あ、やっぱり」
剣崎と洲崎予想通り、洲崎は千葉の南端でした(苦笑)。
 ん〜、住んでいない土地って、こうも知らんものなのか・・・。

 さて、2個所の場所は解りました。んで、作中の桟橋の様子を見てみると、アルファさんはほぼまっすぐに「鶚」を進めていたようですから、自ずと場所の特定も出来てきます。

 実は当初、「馬堀海岸ではないか?」とも考えていたのですが・・・。
 地図を見ると、馬堀海岸は丁度剣崎や洲崎に背中を向けたような形になります。この場所だと、アルファさんがやったように望遠鏡を覗きながら「まっすぐに」進める事は不可能となります。
 で、次に候補に上がったのが「川崎市」。こっからだと、ほぼまっすぐに鶚を進める事が出来ます・・・が、川崎だとあまりにも遠くて、剣崎すら見えないのでは?また、浦賀水道を抜ける時に富津岬に引っかかってしまいそうなので、川崎も却下。
 ・・・そうして考えて行くと、「剣崎と洲崎の間をほぼまっすぐ通せる所」「剣崎が望遠鏡ごしにでも見える所」「先生の病院よりそれ程遠くない所(作中の先生の言葉より)」「先生の病院より東側(第37話の9ページ1コマ目で海が右に見えている。この条件を満たすには東に向かうしかない)」と言う条件が見えてきます。

 となると、まず考えられるのは「久里浜港」でしょうか?ただ、久里浜港の場合剣崎を右に見るような形になりそうなので、いまいち合っていないような気がします。
 次に考えたのが、「東京電力横須賀火力発電所の南にある小さな港(発電所の積出港?)」。地形的に見るとこの時代では多分発電所そのものは水没していると思われますが、作中には漁師が使う倉のようなものが描かれており、それには該当しないものと思われますので、これも違うような気が・・・。
 その次に考えたのが、「観音崎」。ここには鴨居湾が存在しており、そばには漁協も有ります。すなわち、漁港が存在するという条件を満たしつつ、上に上げた他の条件も満たしていまして。

 と言う事で、観音崎辺りではないかというのが私の結論。ただ、これ以上は実際に見に行かないと解りませんけど。