・「アルファさんの日記帳」 1998年12月分・


あさのふうけい 投稿者:やのやんち  投稿日:12月28日(月)05時11分46秒

もうそろそろ、朝日が顔を出す時間。
さすがに外は寒いけど、この感覚がなんとも言えない。

ここから、一日が始まる。
自分の居場所を創りながら、今日という日を過ごしていく。
そんな一日だけど、大切な一日。

お祭り騒ぎの前夜 投稿者:Holmes金谷  投稿日:12月27日(日)13時22分33秒

久しぶりに、同人活動と言う物に手を染めて見た。
かれこれ6〜7年ぶりの事だろうか、就職とほぼ同時に最前線を離れ、その後は
それ関係のイベントに出掛ける事も無く。

でも、やはり一度好きで踏んだ道、楽しい事に違いはない。
カバンにずしりと詰まったみんなの『想い』。その重さをしっかりと感じつつ、
印刷の終った1200枚程度の紙束を抱えて、私は家路につく。
ガンバレ、あの人達の嬉しそうな顔を見る為に。

太陽の置き土産 投稿者:せんかく  投稿日:12月13日(日)22時40分38秒

今日はとてもいい天気だったので、カメラを持って出た。
来年秋に電化される舞鶴線を何枚か撮った。
ま新しい架線が張られているのに、汽車はいつものように
エンジンを唸らせて走っている。
太陽が空を赤く染めだした。次の汽車まではまだ間がある。
その間に、影が少しずつ、いや、急ぐように伸びだした。
だいぶたって、汽車の気配。だけど、もう太陽はお土産を置いて、
帰ってしまっていた。いつのまにか出ていた雲の切れ端。
赤い空に白く輝いていた。
明日もきっといい天気。

(無題) 投稿者:せんかく  投稿日:12月13日(日)02時57分41秒

テスト2週間前だというのに1週間学校を休んだ。
理由は来年3月で廃止になる鉄道に乗るため、突然旅に出たから。
京都から新潟まで行った。宿に泊まらず野宿した。
テストで良い点をとるのも大切なんだろうが、二度と帰らないものを、
みすみす見逃してはならない。特に、学生という、自由を持てる身分なら、
その分、たくさんのものを見ておかないといけないと思う。
1週間旅に出て学ぶことは、学校で学ぶものとは全然違う。
世界というものを違った角度で見ることができる。
だから僕は旅に出る。

(無題) 投稿者:ハネG  投稿日:12月13日(日)00時36分13秒

今日、家から出ずに何もしないでただボーッとしてみた。
課題も勉強もバイトもなにも考えない。何もしない一日
だった。こんな日がこれからの人生で人よりちょっとだ
け多くあってほしいと思う。こんな考えは、怠け者のだ
めな考えだろうか。

見えるもの、見えないもの 投稿者:せんかく  投稿日:12月06日(日)00時07分27秒

今日は引越しだった。
引越しと言っても、トラックを借りたりするのでなく、
寮の1号館改修工事で、臨時で、他の棟へ移動するだけだった。
いざ始めると、何から運ぶか悩む。廊下にはゴミだか荷物だかがどんどんだされていた。
しかも、一つしかない狭い階段は大きな荷物をもった人間が降りてくる。
思えば、引越しの開始は金曜の午後からだっけ。
徹夜明けで、荷物を整理、ようやく運び出したのが朝になってから。
だけど、なくしたと思っていた物が出てきたり、逆にそこにおいてあったものがなくなったりと、
引越しって、要は大きな探し物かも、新たに見つけるか、それとも見失うか、
人生のチャンスってものが見えたら、こんなんでしょうね。

もうちょっと待ってくれよ 投稿者:MAXI  投稿日:12月05日(土)13時25分00秒

天気予報は明日から雨であると伝えていた。まだ星も見えている。
私は安心して雨具を持たずにバイクで家庭教師先に向かった。

そして授業中・・・・

私の授業が終わるのが待ちきれなかったのか、雨は盛大に降り始めた。
「しもたな。カッパ持って来てへんって」内心後悔している。

授業終了後、とりあえずごみ袋を貰ってベストに加工し、それで胴だけは
濡れないようにした。

帰路に就いてまもなく、雨が霧雨になり、ほぼ止んだ・・・・

私は雨が上がったのを喜んでいいのやら怒っていいのやら、よく分らない気持ちの
まま、愛車を自宅へと走らせた。

そうだった、最初から車で行けば良かったんだ。

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郵便 投稿者:せんかく  投稿日:12月01日(火)23時04分24秒

朝目を覚ました時、既に窓の外は真っ白だった。
初めは雪だと思ったが、実際は霧だった。
この時間でこの霧はめったにあることではない。
だけど、太陽の光の弱くなる冬には、毎朝、見られる景色である。
冬は、霧の郵便屋さんが運んで来る。